【作家】尾形月耕 Ogata Gekko
【作品】月耕随筆 九尾狐
【時代】明治24年(1891)
【技法】木版
【状態】刷良し 状態良
【サイズ】約368mm×251mm
【備考・解説】
尾形 月耕(1859-1920)
活躍したのは明治~大正にかけて。肩書きとしては日本画家・挿絵画家・浮世絵師ならぬ錦絵師。殊に挿絵の人気が高く、一世を風靡した作家です。
「月光随筆」は歴史上の美人画集ではなく、古今東西の故事に題材を取った画集です。
この九尾狐は人間の姿のときはとても美人でその美貌で男たちを騙す妖怪とされています。
この図は、騙したあとなのか騙す前なのかわかりませんが、月耕の画力が存分にわかる一枚です。