【作家】月岡芳年 Tukioka Yoshitoshi
【作品】月百姿 北山月 豊原統秋
【時代】明治19年(1886年)
【技法】木版
【状態】経年による汚れ
【サイズ】約243mm×358mm
【備考・解説】
京都北山で2匹の狼に遭遇した豊原統秋(とよはらむねあき)
自慢の笙を吹いて聞かせると
狼達はおとなしくなり聞き入ります
そしていつとはなしに森の中に帰っていき難を逃れたという。
音楽は獣の心も和らげるという説話
豊原家は代々笙を家業としていた。統秋は幼い頃から訓練を重ね、20歳前後で秘曲を伝授される。後柏原天皇の音楽の師範として、天皇に笙を教える立場にあった。