【作家】歌川国芳 Utagawa Kuniyoshi
【題名】荷宝蔵壁のむだ書
【時代】弘化4年(1844)
【技法】木版
【状態】全体にダメージ・裏打ち
【サイズ】約355mm×242mm
歌舞伎は江戸時代を通じて幕府の様々な取り締まりにあっていますが、最大のものが天保の改革でした。役者の江戸所払い、役者の似顔絵禁止等の中で、歌川国芳をはじめとする絵師たちは、様々な工夫により、歌舞伎や役者の絵を書き続けています。
この錦絵は役者の似顔絵を、白壁に、あたかも釘でひっかいたようなタッチで描いています。「荷宝蔵」は「似たから」をひっかけて、幕府が禁止している役者の似顔絵を描いていることをにおわせています。5枚シリーズのうちの1枚です。